がちと非がちって・・・①その意味編
FPSに限らす、クランやギルドの運営上の永遠の課題のひとつですよね。
これの刷りあわせができないまま、意見・見解の相違につながりクランやギルドが崩壊・・・よくある話です・・・。
もともと「がち」という言葉は、大相撲やプロレスにおいての試合形式で真剣試合という意味の「ガチンコ」が由来だそうです。
AVAでのことになりますが、クラン募集の掲示板や募集部屋を見てみると「わいわい」「非ガチ」「微ガチ」「半ガチ」「ガチ」という種類のクランがあるようですね。(他にカテゴライズするとしたらプロゲーマーでしょうか・・・)
では、この「わいわい」「非ガチ」「微ガチ」「半ガチ」「ガチ」「プロゲーマー」を指して各々の意味を正確に把握し違いを説明できる方はなかなかいないのではないかと思いますし、そもそもプレイヤーさんごとに異なる価値基準を有していると思います。
そこで、当クランのメンバー数名に定義について聞いてみました。
設問は「わいわい・非がち・微がち・半がち・がち・プロゲーマーを各々定義するとどういう説明になりますか?あなたの言葉で各々説明してみてください。」です。
Aさん
わいわい=みんなで楽しくやっていく
非がち=わいわいと同義 微がち=楽しく+できるだけ勝っていく 半がち=微がちの割合が半々 がち=勝利のために各々が真剣に取り組む姿勢をもつ プロゲーマー=勝利することが大前提、それによって報酬が発生する立場
Bさん
「わいわい」・・・クラン全体での統一された意識を持たず、勝ち負けにこだわらないで個々人が楽しめれば良いという意識。
「非ガチ」・・・ガチに非ず、ということでクラン全体で勝ちは意識するが、そのための練習、IN率やプレイスタイルの強制・指示等はしないという意識。
「微ガチ・半ガチ」・・・この二つは程度で分かれるが、リアルに支障が出ない範囲でのIN率の縛りを設け、またプレイスタイルを縛り技術の向上を全体でチームワークの向上に励み勝利を目指すという意識。
「ガチ」・・・リアルに支障が出る程度のIN率の縛り、またプレイスタイルの強制や作戦指示など、勝つことを目標にしており、楽しさは二の次という意識。
「プロゲーマー」・・・日本にプロ制度はありませんが、それにより給料を貰うことを目的とし、勝つことのみに重きを置くという意識。むしろネットゲームがリアル。
Cさん
わいわい→交流する事に重きを置くクラン。
非ガチ→AVAをプレーする事で交流を深め、和気藹々と交流を深めるクラン。
微ガチ→上記に似ているが、ある程度の節度をもったプレーを行なう。 ある程度勝敗にはこだわりを持つが自主的な部分を尊重しているクラン。
半ガチ→上記にほぼ似ています。サウンドプレー、マンセル、位置報告、アタックタイミングの判断 など最低限のプレーが出来るプレイヤーが集まったクラン。 (ガチよりも緩め)
ガチ→勝利のために全体で活動を行なうクラン。プロゲーマー→その名の通り、勝つ事が当たり前とされているクラン。
Dさん
わいわい:古今東西どこでもいつなんどきでも楽しく遊ぶ。
非ガチ:わいわい以上、半ガチ未満。
微ガチ:(私的に定義がありません。
半ガチ:常日頃からではなく、大会や、その他目標に対して努力を惜しまない人たちを指す。
ガチ:暇があれば練習、練習、練習。向上心の塊の様な人たちを指す。
プロゲーマー:仕事同様の扱い。(ゲームが仕事なので)
Eさん
わいわい:楽しくプレイするクランのことで、非ガチとかガチとかの括りとは少し違うように思っています
非がち:クラン戦の際、勝敗を気にせずプレイするクラン
微がち:クラン戦で勝てるように準備や練習を行うこともあるクラン
半がち:クラン戦で勝てるように準備や練習を日頃から行うクラン
がち:日頃から大会で勝つことを目標にゲームをプレイすること
プロゲーマー:ゲームのをプレイしてお金や物を受け取る人
Fさん
わいわい:勝ち負け関係なしでとにかく楽しむ
非がち :同上
微がち :勝ちたい
半がち :勝ちにいき、敵の報告をし自分の兵種は大体決まっている
がち :勝ちにいくために反省会やチームでの特訓をしている
プロゲーマー:ゲームの頂点に立つ為にあらゆる研究・特訓を仕事としている
Gさん
わいわい みんなで楽しく勝ち負け気にせずとにかくいろんなルールで遊ぶ。
非がち 正直わいわいと変わりないとは思うがマッチ中心で一応勝ちたいけど特に練習会なし
微がち 勝ちを意識して取り組むがそこまで頑張らない
半がち 練習会や、固定パターンなど結構戦術的なことを大体のメンバーが把握してる。
がちデバイス、pcスペックをそろえ戦術固定パターンを完全にメンバーが把握し切磋琢磨し続けてるとこ
プロゲーマー とにかく金稼げるほどゲームうまい
Hさん
わいわい⇒楽しく遊ぶ事をメインに活動しているクラン。大会は参加しても順位は気にしない。練習もなし。
非がち⇒大会での順位はそれほど気にしない。楽しく遊びつつもみんなで上位に行く事を目指しているクラン。個人の兵科に縛りなし。練習は特にしないが、大会前などに行う。
微がち・半がち⇒大会で中~上位を目指しているクラン。クラン戦毎に反省会を実施すクランが多い。個人の兵科はある程度融通は利く。練習は大会関係なく、月1回位定期的に行う。
がち・プロゲーマー⇒大会で上位を目指しているクラン。クラン戦毎に反省会などを実施。また、個人の兵科は固定。練習は大会関係なく月2,3回行う。
Iさん
わいわい:何も決まっておらずその日いるメンバーでわいわいゲームをする様子 勝利<=笑い
非ガチ:非とは付いていながらも勝利を目指す様子最低限の取り決めがある。イン率等
美ガチ:美しいガチ。イン率等の取り決めまた戦術的な最低限度の取り決めがある。砂5とかはなしetc美しく勝とうとする傾向があるまたオフ会に行く際など自分なりの最強のおしゃれを決めてくるクラン
半がち:メンバーの選出から違ってくる。そのクランと同じかまたはそれ以上の動きが出来るメンバーしか入れない印象。大切な大会前は戦術、反省会などを欠かさない。
ガチ:メンバー5人を大会毎に選出し日頃から戦術の確認、反省を繰り返すクラン。 少なからず私生活に支障が出てくる者も現れる。
プロ:職業。
Jさん
わいわい:勝敗に関わらず、皆が”自由”に楽しむことをなにより尊重する。
非ガチ:勝つこと、強くなることを目指すが、その環境を優先し、指針は示しながらも行動は各々に委ねる。
半ガチ(微ガチ):リアルを優先しつつも、ある指揮のもと行動を制限し、皆が共通した認識で活動を行う。 ※半ガチ、微ガチの違いはその度合いの差
ガチ:仮に犠牲を伴ったとしても、勝利を得るための最も近道となる活動を行う。
プロ:実質的な活動に関しては、ガチと同等。ただし、勝つことに責任が生まれる
「Cさんらの非ガチ感」は「Aさんの半ガチ」であったりする確立も少なくはないようです。
これにより言葉の解釈は必ずしも一致せず、個人間に認識の差がけっこう大きいということがわかると思います。
半ガチクラメン募集や非ガチクラメン募集で入ってみて、実際のプレイと自分の認識に違和感を感じた人はこれが原因であないかと思います。
では、ここまで書いてきましたが、私のガチの定義も以下に挙げてみようと思います。
「わいわい」:ただゲームしてたのしむ人の集まり。
「非がち」:勝ちたいという気持ちがある。自主的な気持ちを尊重し、みんなで向上していく。
「微がち」:ある程度の勝率を確保することを目標とする。クランとして練習を企画し指導していく。
「半がち」:ある程度の勝率を確保することを意識的に義務化。クランとして戦闘技術の目標を掲げ、そこに到達させる。
「がち」:全勝が目標。その目的にそうようにメンバーの成績による足きりや、メンバーの交換を含めてドライに運営し結果を残すことを強制する。
「プロ」:ゲームすることでお金をもらえるような人たち。全勝がノルマ。できないメンバーは不要。できるメンバーだけに絞り、メンバーを変えてでも結果を強制される。
私の中でのガチ度とは、クランの目的のためにメンバーの自由に制限をかける度合いのことと認識しています。また、よく戦闘技術のことのみをとりあげてこういう言いかたをされることが多いと思いますが、私的にはうちのクランは、「プレイスタイルは非ガチだけど、交流ガチ勢」だと公言しています。
次回に続きます。(次回はこのガチ感と解釈を含めたメンバーの募集方法についてです。)